「おい、輝二!!」
輝二が真っ先に(といっても10m位しか離れてはいなかったけど)とにかく先を歩いている。
「もうちょっとゆっくり歩けないのか!?」
隣では拓也が激怒していて、
「ま、まぁまぁ拓也…」
その横では純平が拓也を落ち着かせようと頑張っていた。
 …今日もいつもと変わらないなあ……
今人間界の方はどうなってるんだろう?
お母さんやお父さんは元気かな?
は現実逃避したくて色々なことを考えていた。
がぼーっとしているといつの間にか夜になっていた。
「輝二さん、まだ帰ってこないね…」
「あいつのことだ。一人で野宿でもしてんじゃねーの?」
「そうだといいんだけど…」
そして少し待っているといつの間にか三つの月が重なっていた。
「輝二君、本当に大丈夫かな?」
は火の見張りをしながらつぶやいた。
「ふぁ〜……」
夜は静かに更けていく…





「!?」
「どうしよう!私の見張りの番なのに…寝ちゃった…」
気付くといつの間にか輝二が戻って来ていた。
「いつの間に戻ってきたのかしら…?」
は疑問に思いながらも火の元を探しに行こうと森に入ると、突然木がざわめいて、周りが真っ暗になり、帰り道がわからなくなってしまっ た!
「どうしよう…一人で来なければよかった…」





……


誰…?


………!


誰が私の名前を読んでるの?

その瞬間目の前が真っ白になって……






は目を覚ました。
「夢…?」
「おい…見張りなのに寝るなよ…!」
目の前には少し怒り気味な拓也がいた。
「あ…ごめん」
「まあもう朝だからいいけど。」
「え!?もう朝!?」
今日は少し変な夢見ちゃったな…。この頃疲れてるのかしら?
この夢が暴走中のバクモンの仕業だということにが気付くのはまだ時間がかかりそうだ。

−−end−−


【あとがき】
どの台詞が誰のか分からなかった人が多いでしょうが、後半は拓也としか出てません。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!